『 Z30 | ニコン系vloggerがレビュー。オススメ?ZV-E10とスペック比較。』
こんにちは、ハヤトです。
ニコンのカメラを愛用して5年。初めて手にしたD5500で写真のイロハを学び、今ではZ6IIを使ってお仕事としても写真や動画を撮り続けてきています。
そんなニコン党の私が、ついに先日、初めてニコンプラザへと行ってきました!
お目当ては、6月の末に発表された、ニコン初のvlog機Z30です。
私たち夫婦のYoutubeはvlogメインのチャンネルですが、ずっとニコンのカメラで撮り続けてきました。
ただ、世間的な評価としては
ニコンは動画向きじゃ無いよね。
動画撮るならSONYかなぁ。ニコンでは絶対無い…。
などなど。世界で初めて動画撮影機能を一眼レフに積んだメーカーとは思えないような言われようでした。
そんなNikonも昨年発表のフラッグシップミラーレス機Z9で、8K30Pの長時間撮影を可能にしたり、RAW動画の内部収録を可能にしたり、動画機としての評価を挽回中。
そして、今回。「vlog機」として発表されたのがZ30です。
Nikonで動画を撮ってきた人間がどれほど、この日を待っていたかは言うまでも無いでしょう(笑)
今回の記事では、
Nikon Z30が動画機としてどうなのか、実際に触ってみてどうだったか、SONYのvlogカム ZV-E10との比較をお話ししていきます。
- vlog用のカメラが欲しいけど、やっぱりsonyなのかなぁ。
- Z30気になるけど、Nikonで動画ってどうなんだろう。
- Nikon党だけど、サブ機として使えるかなぁ。
そんな方には是非読んでいただきたいです。
(ニコンプラザまで行ったのですが、Youtube用の動画を撮ることに夢中になっていて、写真を撮り忘れてしましました…素材が少なくすみません。ニコンプラザに行った日のvlogはこちらです。)
Nikon Z30 vs SONY ZV-E10 スペック比較
まずはスペックから!せっかくなので、SONYのvlogカム ZV-E10と比較しながら、違う点や気になるポイントを中心に見ていきます。
(ZV-E10って?という方に一言で言うと、”ほぼ”Z30のSONY版です。)
名称 | Nikon Z30 | SONY ZV-E10 |
イメージ | ||
画素数 | 2088万画素 | 2420万画素 |
センサー | APS-C | APS-C |
iso感度(動画撮影時) | 100-25600(Mモード) | 100-32000 |
手ブレ補正 | 電子式 | 電子式 |
液晶 | バリアングル | バリアングル |
被写体検出 | 人物・動物 | 人物・動物 |
4K動画 | 最大30p(クロップなし) | 最大30p(24pはクロップなし、30pは1.23倍のクロップ) |
フルHD動画 | 最大120p (クロップなし) | 最大120p(60pはクロップなし、120pは1.14倍クロップ) |
撮影可能時間 | 約75分 | 約80分 |
ヘッドホン端子 | なし | あり |
vlog機能 | なし | 背景ボケ,美肌,商品レビュー |
質量 | 405g | 343g |
価格 | 107,910円(16-50 VR レンズキット) | 83,901円(パワーズームレンズキット) |
画質は必要十分。ZV-E10ともほぼ互角。
まずは画質面(画素数,センサー,iso感度)ですが、これはもう必要十分と言っても良いでしょう。
写真としても2,000万画素あればA4どころかA3まで綺麗に印刷できると言われています。
動画機としては高画素機であるとノイズが乗りやすくなるなど、デメリットも出てくるので、vlogカムとしての本質的にも2088万画素は十分なのではないでしょうか。
ちなみにZV-E10とは340万画素ほどの差がありますが、この差は人間の目ではほぼ分からない差なので、気にすることはないかと思います。
Z30、ZV-E10どちらもエントリー機ということでセンサーサイズはAPS-C機になっています。
やはり暗所でのノイズの出やすさや、ボケ感、色編集耐性という点ではフルサイズ機に劣りますが、価格面や重さを抑えられるAPS-C機にも良さはあると思います。
僕自身の一眼デビュー機もD5500というAPS-C機でした。その重さは470gでとにかく持ち運びしやすく、毎日のようにカバンに入れて出かけていました。
初心者に限りませんが、カメラの持ち運びやすさは重要。重くて高性能なカメラを持っていても撮らなければ意味がないですしね。
vlog機としても自撮りをすることを考えるとこの軽さは重要かと思います。
普段Z6IIを使って自撮りをすることもあるのですが、こんな感じ…(笑)
なんと重さはZ6II(705g)+20mm f/1.8S(505g)+ゴリラポッド3K(390g)=1.6kg!
普段筋トレしていても腕を伸ばして撮り続けるのはなかなかつらいものがあります。
その点、Z30であればsmallrigのトライポッド(200g)をつけても605gですからね。これであれば女性でも自撮りは余裕です。
iso感度に関しては動画撮影で主に使うマニュアルモードだと、最大25600まで上げられるみたいです。
ただ、実際25600まで上げることはほぼありません。ノイズが出ないところまでと考えると、おそらく3200あたりが限界になるのではないでしょうか。
Z6IIで動画撮影をしている時も、どうしても夜間の暗い場所で撮影しなければいけない時以外は最大3200を目安に使っているので、この点に関してもZV-E10との差はないと思って良いでしょう。
vloggerとしては嬉しいバリアングル液晶。
Nikonでvlogを撮り続けてきた人間として、触れずにいられないのがバリアングル液晶です。
Nikonのミラーレスカメラ、Zシリーズの中でバリアングル液晶なのは、Z30の他に、Zfcのみ。
動画撮影、特に自撮りをするvloggerにとってはバリアングルは欠かせません。
いつも僕が使っているZ6IIはバリアングルではなく、チルト液晶です。これはこれで撮りやすいシーンもあるので気に入っているのですが、やはり自撮りは厳しめ。
私たちの場合は夫婦で自撮りをするので、ちゃんと2人が画角に収まっているのか、ピントが合っているのか確認できないのは心配。
vlog撮りたい方はバリアングルをおすすめします。(僕も次はバリアングル機が欲しい…)
Z30なら4K30pもフルHD120pもクロップなし!
そして僕がスペック上でこのZ30の最大の強みだと思うのは、このクロップなしという特徴です。
これまでカメラを持っていなかった方はイメージがつきにくいかもしれませんが、多くのカメラでは4K動画やフルHDのハイフレームレート(主にスローモーション用)でクロップが発生します。
つまり撮影できる画角が狭くなってしまうわけなのですが、このクロップがないというのはvlog機であるZ30にとって大きな意味があります。
vlogというのはもちろん風景や物撮りもしますが、多くが自撮りになるはずです。
この時、自分の顔や一緒にいる人の顔を映すわけなんですが、画角が狭くなってしまうと、見ていて圧迫感を受けてしまいます。
ここで実際に検証してみます。
Z30やZV-E10のキットレンズ16-50mmの広角側16mmで撮影した場合、フルサイズ換算では(フルサイズセンサーのカメラだと)24mmの画角になります。
その24mmでクロップなしの場合とクロップされる場合(ZV-E10:フルHD120p / 4K 30 撮影時)の比較はこんな感じ。
しっかりと腕を伸ばしてやや上から撮影したので、ぱっと見はどれも狭く感じないかもしれません。
ただ、これまでvlogを作ってきた体感としては、2人の自撮りだと24mmの画角ですらやや狭めだと思います。
というのも、自撮りの際は頭の上に余白を作り、しっかりと胸部分まで映った方が映像として自然に見えるからです。
例えば、この映像に、レターボックスと言われる映画のような黒帯を入れてみるとこんな感じ。
クロップされたものは画面に対する顔の比率が高くて、少し窮屈に見えませんか?
歩きながら撮影して、一緒に周りの風景や、雰囲気を写したい場合もクロップされてしまうと伝わりづらいかもしれません。
次に、電子手ぶれ補正を使用したときのクロップ比較です。
ZV-E10、Z30ともに電子手ぶれ補正が採用されていますが、これは周りを切り取ることで、手ぶれを補正してくれる機能です。
つまり電子手ぶれ補正を使用すると、クロップが発生するのですが…
ZV-E10のアクティブ手ぶれ補正(電子手ぶれ補正)は1.44倍クロップということで、かなり画角が狭くなってしまいます。
これはさすがに圧迫感がありますね。顔が大きく見える….。
ちなみに狭い画角での自撮りは、腕を伸ばしながら自分達がはみ出ないよう、中心に置く必要があるので撮影もなかなか難しいです。
腕を上げる分、僕の顔が全体的にやや上向きになってしまっているのもそのせいで、撮影者は注意が必要です。
一方、Nikonの電子手ぶれ補正(使用はZ6II。機能はZ30と同じ)は若干クロップされているものの、そこまで気になりません。
そもそも、電子手ぶれ補正には難点がある(後述)ので、使わないという選択もあるかとは思います。
他にも4Kでは30pを使わずに24pを使うとか、自撮りで120pのスローモーションを使わないとかであればこのクロップ問題を回避することはできます。
ただ、クロップを気にせず、撮影できるパターンを多く残しておけるのはZ30の大きな魅力だと思います。
バッテリーはやや不安?1日撮るなら2本はマスト。
これは軽量化していることを考えると仕方がない部分ではあるのですが、撮影可能時間75分はかなり心もとないです。
Z6IIの撮影可能時間が100分ですが、vlogでも朝から夜まで1日がっつり回すと1本では足りません。2本は必須です。
僕の場合は常時3本持って行っていて、旅行でも夜には充電しているので、基本的に3本目まで使うことはありません。
つまり200分はマスト、300分あれば安心といった感じですが、これをZ30のバッテリーに置き直すと、2本は必須、3本あっても良いかもしれません。
最近のスマートフォンはかなり電池持ちもよくなっているので、これまでカメラを持っていなかった人にはイメージがつきにくいかもしれませんが、ミラーレスで動画を撮ろうとすると電池はすぐなくなるので、最初から複数本持っておくことをおすすめします。
便利機能はさすがのSONYに軍配。
SONYのZV-E10にはvlog機として便利な機能が3つほど搭載されています。
背景ボケの切り替え、美肌モード、商品レビューモードです。
普段から動画撮影を本格的にやっている人間としてはいらないかなと思ってしまう機能ですが、気軽にスマホとは違う動画撮影を楽しみたいというユーザーにとっては魅力的かもしれません。
特に大きな背景ボケはインパクトがあるので、それをボタン一つで作れてしまうのは良いですよね。
vlogカムということでは美肌になるというのも嬉しい機能かもしれません。
この辺りはやはり動画はSONYと言われるだけはありますよね。Nikonも頑張って欲しいところです。
Z30実機レビュー。魅力は触って実感。
さて前半では公表されているスペックをもとにZ30についてお話ししてきました。
ここからはニコンプラザで実際に触って感じた印象をじっくりとお話ししていきたいと思います。
Z30微妙だな…が触る前の印象。
前提として、Z30の発表後、スペックをみた僕の印象は正直
イマイチでした。
ニコンからvlogカムが発売されたのは嬉しいことですし、たしかにニコンのラインナップにこんなカメラ欲しかったと思うのも事実です。
でも微妙すぎません?
先ほどお話しした通り、スペックはほぼSONYのZV-E10。
目立って魅力的な機能もない上に、2021年9月に発売されて価格がこなれてきたZV-E10よりも2万円も高い状況です。
後発の割には、
え、これ?
と思ってしまったのが事実でした。
これまでNikonを使ってきたユーザーのサブ機としては良いかもしれませんが、初めてカメラを買うとしたらどうでしょう。
価格が安くて、愛用しているYoutuberも多い、SONYを選びませんか?
僕だったら….。
その軽さとグリップの深さに持った瞬間トキメキ。
そんなめちゃくちゃネガティヴな印象を持ちつつも、妻が「Z30買おうかな」と言うので、とりあえず触ってみようということでニコンプラザへ向かいました。
そして、もった瞬間!
うわ、なんだこの軽さは!
これまで1kgオーバーのセットでvlogを撮ってきたので、当たり前ではあるんですが、まず軽さに驚きでした。
やっぱりvlogを撮るには軽さって重要です。
僕自身はもう慣れてしまったので、より綺麗な映像を撮れるならと、たとえ800gのレンズであっても良いレンズをつけてvlog撮影したりするのですが、気軽さや機動力は欠けます。
vlogの本質は日常を映像で残すこと。綺麗にまとめることでも、誰かに見せることも1番の目的ではないような気がします。
であれば、わざわざ重いカメラやレンズを持っていく必要はないんですよねぇ。
という意味で、このZ30というカメラの存在意義をまずは実感しました。
そして、持った瞬間に感じたのはそのグリップの深さ、持ちやすさでした。
Nikonのカメラのグリップは他メーカーに比べて特に深く作られています。そのため、持ったときの安心感があるんですよね。
僕はストラップをつけずに撮ることが多いのですが、それでもこのグリップがあれば落とすような不安がありません。
これからカメラを始めたい人にオススメしたいのは、触って手に馴染むものを買うということです。
スペックがどうだとか、レビューがどうだではなく、触ってみて自分が良いなと思ったカメラの方が撮る回数も増えて上達するのも早くなると思います。
そして、一度このNikonのグリップを握ってみて欲しいです。
実際に妻もZ30とZfcを触り比べて、グリップのないZfcよりもこのグリップが持ちやすいのでZ30を選びました。
デザインが可愛いZfcはあのNikonグリップなし….。
後からつけることもできますが、それでも浅いです。
手ブレ補正は弱くない。むしろZ30の強みに。
そしてもう1つ驚いたのが手ブレ補正。これが予想以上に強くて、感動しました。
Z30のボディにはボディ内手ぶれ補正がなく、電子手ブレ補正しかありません。
そして、この電子手ぶれ補正がくせものなんです。手ぶれは弱くなるものの、電子的に修正するので、映像が歪んでしまうことがあるんです。
こんな風に。なので正直僕自身は全く使っていない機能です。(ニコンさんごめんなさい)
それじゃあZ30はどうすれば良いのかというと、基本的にはレンズ内に手ぶれ補正がついているもの(VRという文字がついているもの)を選ぶ必要があります。
今回ニコンプラザで実際に触ったZ30にはキットレンズの16-50mm f/3.5-6.3 VRがついていました。
まずこのキットレンズ16-50mm f/3.5-6.3のレンズ内手ぶれ補正が優秀。カメラ初心者の妻が撮影しても手ブレを感じることがありませんでした。
歩きながらの撮影でも十分に使えるかなという印象です。
そしてこれまで絶対に使わなかった電子手ぶれ補正ですが、物撮りや自撮りなど対象物を大きく映す時には使えるかなと感じました。
こんな風に撮影しても歪みはほぼみられません。
Nikonのお兄さん曰く、自撮りするときや望遠で撮影するときであれば使い物になるとのこと。逆に広角の広い画や風景を撮影するときはオフの方がいいかもしれません。
ともかく、「vlogカムであれば、ボディ内に手ぶれ補正欲しかったなぁ…」と思っていた僕の不安は解消されました。
撮影パターンによって電子手ぶれ補正のオンオフなど、少し面倒を見てあげる必要がありますが、これだけしっかりと補正が効くのであれば、vlogカムとしても十分なのではないでしょうか。
APS-C用キットレンズでも画作りはさすがのNikon
そしてもう1つ、Nikonさすがだなと思ったのは、出てくる映像の綺麗さです。
ニコンプラザでは実際にブースで撮影した映像を隣の編集ブースで編集してみることができるようになっています。
実際に僕たちも妻が撮影した映像を編集ブースのパソコンで見てみたのですが、いつもフルサイズのZ6IIで撮影しているのと同じような映像が出てきました。
ピント面の解像感と、綺麗なボケ感。
もちろんしっかりとグレーディングをしたり、撮影シーンによって違いは出てくるとは思うのですが 、いわばエントリー機のキットレンズでもここまでの映像を出してくれるのかと感じました。
このレンズなら、撮っているうちにNikon Zの魅力にどハマりすること間違いなしです。
Nikon系vloggerとして「Z30の弱点」に思うこと。
ということで、実際に触った感触としては120点の印象だったNikon Z30。妻のカメラとしてではなく、自分が欲しいくらい(笑)
ただ、このZ30がリリースされてから 世間で噂されている、2つの弱点があります。
(1)レンズバリエーションが少ない
これはNikon Zシリーズ全体に言えることですが、Zマウントのレンズはかなり数が限られています。
というのも、いわゆるサードパーティと呼ばれる、SIGMAやTAMRONにレンズを作らせていないからです。
現にSONY αシリーズのEマウントではたくさんのレンズがリリースされており、軽い望遠レンズがあったり、安いAPS-C用の単焦点レンズがあったり、選択肢が多くなっています。
たしかに初めてのカメラを購入するということはマウントを選ぶことです。
レンズは資産と言われるように、カメラ本体を買い替えたとしても使い続けるのがレンズです。慎重にならざるを得ません。
ただ、Nikonのレンズを使って後悔することはまずないでしょう。
多くのカメラ愛用者が評価するほど、Nikonのレンズは素晴らしい画を作り出してくれます。
僕自身もNikon Zを使い始めてからはその描写力に何度も驚かされています。驚くべきほどの解像度と、自然で綺麗なボケ感。
少し温かみのある暖色系の色乗りも個人的には大好きです。
本体価格88,100円でこのNikon Zのレンズを使えるというだけでZ30を選ぶ価値は十分にあると思います。
そして実際にZレンズを使ってその魅力を知れば、サードパーティレンズがないことは全く問題になりません。
さらにNikon ZシリーズにはAPS-C用の広角レンズがないという風にも言われています。
現状、Z30のキットレンズにもなっている16-50mmが一番広く撮れるAPS-C用レンズであり、フルサイズ換算では24mm。
vlog撮影なら正直もう少し広いのが欲しいというのはあります。
特に2人でvlogするのであれば、APS-C用で10mm or 12mmぐらいの広角があれば良いなぁというところ。
じゃあSONYにはその広角レンズがあるのか。
あります。あるんです!
だから
もっと広い映像を撮りたいならZV-E10の方がおすすめ!
なんて言われてるわけです。
でもですよ。
SONYの16mm未満のAPS-C用レンズで最も安いのがこちらのE 10-18mm f/4のレンズ。
価格が72,693円(2022/07/20時点)です。
これとZV-E10をボディ単体で買ったとしても合計で146,000円ほどしてしまいます。16-50mmのセットにプラスで買うと、155,000円ほど。
おそらくこれからカメラ始めようと思っていてZ30やZV-E10を検討している方からすると、予算オーバーだなぁという人も多いのではないでしょうか。
選択肢として多くのレンズがあることはたしかに大きなメリットではありますが、それを理由に選ぶのであれば、将来どのレンズを購入したいか考えてみると良いかもしれません。
選択肢が多いから、ではなく、このレンズが欲しいからという選び方の方がカメラ選びは正しくできると思います。
せっかくレンズが多いと言われるSONYのカメラを選んでも、レンズを増やさなければ意味がないですからね。
ちなみにNikon ZからもAPS-C用として広角側12mmのレンズがリリースされる予定ではあります。もし16mmを使っていて狭くなったらこのレンズを待つというのも良いかもしれません。
(2)log撮影ができない
これも多くの方が言われています。
簡単に説明すると、log撮影と言うのは映像の明るさや色の階調を後から変えやすく映像を記録する方式で、後から色編集することを前提としています。
この撮影がZ30だとできないわけです。
ただ、これもレンズの話と同じで、おそらくこのカメラを検討されている方でlogを撮影したいという人は少ないのではないでしょうか。
もし、
これからカメラを始めるけど色編集もしっかりしたいからlogは絶対欲しい!
という方がいたら、ZV-E10ではなくフルサイズでlogが撮れるカメラをオススメします。
そこまで動画を本格的にやりたい方には、きっとエントリー機では物足りなくなるはずです。
そしてじゃあZ30では動画の色編集ができないのかというと、できます。
僕自身もZ6IIを使って映像を撮っていますが、フラットというピクチャープロファイルとアクティブDライティングを使って色編集しやすい元素材を撮影しています。
この辺りについては後日どのように撮影して編集しているかお話ししますが、色編集前と後はこんな感じ。
※テロップを間違えているのですが、室内の映像がデフォルト設定のflatを使用した映像。屋外の映像が彩度やコントラストを下げたflatを使用した映像です。
log撮影ほどではありませんが、自分の好きな色味に編集するという意味では十分できていると思います。
むしろlog撮影よりもデータ量が少なく済むので、4K動画をとりまくる人にとってはお得でオススメです。
(4K動画のデータ量はかなり大きいのでご注意を。)
ということで、2つのデメリットとして取り上げられているポイントもNikonで動画を撮っている僕としては全く問題がないと思います。
レンズバリエーションに関してもlogに関しても、一応あった方がいいだろうなではなく、実際自分にとってメリットがあるかどうかが大事なポイント。
素晴らしい描写をしてくれる、Zレンズを使えるメリットも加味して、自分にあったカメラを選んでみてください。
ニコンでvlogを撮ろう。Z30は120点のカメラ。
結論、Z30はとってもオススメのカメラです。
これからカメラを始めたい、どうせ買うなら動画も撮りたい。
そんな方は迷わず、Z30を選んでください。
素晴らしきNikon Zレンズの世界を味わえて、軽くて、安くて、扱いやすくて、映像もしっかり撮れる。
そんなカメラはNikon Z30しかありません。
ここまでお話ししても迷われている方は是非店頭で触ってみてください。他のカメラと触り比べてみてください。
それだけでも魅力は十分に伝わるはずです。
Nikonでvlogを取り続けている人間として同じような人が増えたらなぁーなんて思います。
妻がZ30の予約をしたので、届き次第またレビューしたいと思います。
ではでは。
ニコンプラザへ行った日のvlogはこちら!
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