『炊飯器,土鍋よりおすすめ!鉄鍋で至高の釜炊きご飯。』
こんにちは、ハヤトです。
最近この年齢になって、料理が好きなことを自覚し始めました(笑)
初めての料理に挑戦したり、いろんな食材を使ってみたり、自分なりのアレンジを加えてみたり。
腕はまだまだですが、趣味のようになってきています。
その料理好きに伴って、最近は料理アイテムをいくつか買い揃えているのですが、中でも今大活躍中なのが、鉄鍋のごはん釜です。
もうこの鉄鍋で炊くご飯が最高すぎる….。
そしてこのごはん釜、揚げ物、炒め物、鍋料理など普段の料理にもかなり便利に使えちゃうんです。
ということで、
今回の記事では、
鉄鍋ごはん釜の魅力、炊飯器,土鍋より圧倒的おすすめなワケについてお話ししていきたいと思います。
- 炊飯器を買い替えたくて探している
- 料亭で食べるような、もっと美味しいご飯を毎日食べたい
- 土鍋じゃなくて鉄鍋なの?何が違うの?
そんな方には参考にしていただけるかと思います。
鉄鍋ごはん釜とは?
まず、鉄鍋のごはん釜とは何かについてお話ししたいと思います。
ごはんを炊くアイテムとして現代の代表選手は炊飯器と土鍋ですよね。
でもよーく思い出してみてください。昔の人ってどうやって炊いてたのでしょうか?
そう、羽釜です。
竈に火をかけて、この羽がついた鉄の釜でお米を炊いていたんですよね。
鉄は熱伝導率が高く、全体に熱が伝わりやすいので、お米をより短い時間で均一に炊くことができるんです。
さらに、高さがあるお鍋で炊くと、内部で対流が起き、均一性が増すんだとか。
つまり羽釜はお米を炊くのに非常に理にかなったアイテムだったと言えます。
じゃあ羽釜を買うのがいいんじゃない??
と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
もちろん羽釜はレトロ感があり魅力的なアイテムですが、竈で炊くわけじゃないので、羽部分が要らないんですよね。
そして、深さがある分、鍋料理をはじめとした他の料理には向いていません。
↓デザイン製は最高!でもお米専用鍋を置くスペースはないので断念….
一方、最新の炊飯器にも「羽釜炊き」や「鉄製釜」を売りにした物があるんですよね。
たしかにタイマーがかけられる炊飯器は便利なのですが、美味しく炊ける炊飯器はなかなかお高かったりします…。
↓かまど炊きを再現するような最新炊飯器。美味しく炊けるとは思うんですが、いずれ壊れるし、ちょっとお高い….
羽釜のように美味しいご飯が炊けて、お手頃なもの…しかも他の料理にも使えるのがあると良いんだけど…
その最適解が、まさに!鉄鍋のごはん釜です。
もちろん竈にかける想定では作られていないので、高さも他の鍋より少し高いくらいで、他の料理にも使用可能。
美味しく炊ける鉄製でお値段なんと1万円台。
こんなにシンデレラフィット?なアイテムあるでしょうか。
ちなみに土鍋はどうなのかという話ですが、土鍋にも土鍋の良さがあります。
熱伝導率が低いので、炊きムラが出来やすいものの、ゆっくり炊ける分、ふっくら柔らかい仕上がりになるんだとか。
個人的には土鍋ご飯も好きなんですが、「ずっと使えるアイテムを」という観点だと、割れてしまうリスクが気になったので、今回は鉄鍋を選びました。
土鍋もいつか欲しい….
OIGEN 南部ごはん釜 5合炊き
鉄製のごはん釜を作っているメーカーはいくつかあるのですが、今回選んだのは南部鉄器を製造する老舗ブランド、oigen。
1852年創業でその歴史なんと170年以上。江戸時代からあるブランドです。ちなみに前身は「盛栄堂」という名前でした。
そんなブランドから販売されているのが、「南部ごはん釜」です。
鉄製なだけあって、どっしりとした印象を受ける見た目ですが、形状は普通のお鍋といった感じ。若干ですが、普段使っているT-falのお鍋よりは深さを感じます。
なによりかっこいいですよね。使わない時も見える場所に置いているのですが、インテリアの一部としても一役買ってくれるデザイン性です。
もちろん、炊飯以外の料理、鍋料理、炒め物、揚げ物なんかもできちゃいますし、なんと嬉しいIH対応。
我が家も今はガスですが、「長く使う」という意味では今後のことも考えてIH対応は必須でした。
サイズは2合、3合、5合の3種類。サビの心配がなく、手間がかからないホーロー仕上げのものも2合と5合で2種類展開されています。
ちなみにホーロー仕上げのものだと鉄分がお料理に溶け込むことがないので、鉄鍋の健康的なメリットが少し薄れてしまいます。
そこまで面倒な手入れはないですし、せっかくならホーローなしがおすすめです。
↓こちらは有名なブランド岩鋳のごはん釜。ホーローありのみの販売みたいです。
価格は釜のサイズによりますが、¥5,000~¥10,000ほど(amazonなど各種販売サイトの価格です)
美味しいごはんが炊ける本格炊飯器と比較すると破格すぎますね(笑)
oigenさんはこの「南部ごはん釜」に加えて、「めしっこ」という炊飯釜も販売されています。
こちらも可愛らしい形で、密閉性が高く設計されていたり、ふたに蒸気を逃す穴があいていたり、より美味しいご飯が炊けるようにと設計されたお鍋です。
個人的には「南部ごはん釜」のデザインの方が好きだったのと、「めしっこ」はホーローありだったので、「南部ごはん釜」を選びました。
鉄鍋でごはんを炊いてみた!
機能面、デザイン面、さらには価格まで素晴らしい「南部ごはん釜」。
その実力はいかに…
ということで早速ごはんを炊いてみました。
(写真を撮り忘れてしまったのですが、使用前に野菜くずを炒めてシーズニングを行っています。全体に油が行き渡るように炒めるだけなので、そこまで手間ではありません。)
炊き上がりのお味は….?
炊き上がりはこんな感じに!(最近の我が家は玄米です)
ところどころにカニ穴と呼ばれる空気の穴が見えています。これは炊いている時に対流が起きていた為で、美味しいごはんが炊けた証拠です。
お味はというと、普通の鍋で炊くよりも甘味が強く感じられて、粒だちが良い感じ!玄米ということもありますが、もちもち系というよりはシャキシャキ系?
個人的には柔らかごはんが苦手なので、とっても好みな炊き上がりでした。
鉄の匂いがするということは全くなく、むしろ玄米特有の匂いを消してくれているような気もします。
数日後、白米でも炊いてみました。
もう炊き上がりの香りが幸せを感じます。旅館の朝ごはんで出てくる土鍋ごはんのあの香り!
白米でも玄米と同じく、甘味の強さと粒立ちの良さが感じられました。お米の旨みがギュッとされている感じもあって、おかずなしでも食べられちゃうぐらい。
これを毎日食べられると思うとなんだか贅沢な気すらしてきてしまいます。
気になる炊き方とお手入れ方法
炊き方は難しいのかというとそんなことはありません。
調べると色んな方法が出てくるのですが、我が家のレシピは
- 白米 最強火⇨沸騰⇨最弱火 10分⇨蒸らし10分 約23分
- 玄米 最強火⇨沸騰⇨弱火25分⇨蒸らし10分 約40分
といった感じ。ポイントは楽に炊くこと(笑)
よく、このぐらいの火加減でとか、鍋の中がこうなったらとかありますが、他の料理や家事をしながらお米にそこまで集中できないですよね。
このレシピなら沸騰後の弱火部分だけタイマーかければOK!我が家はずっと鍋で炊いてきているので、かれこれ5,6年使っているレシピです。
鉄鍋だともっと時間が短くなる説があるので、また検証を進めていきたいと思います。
「南部ごはん釜(ホーローなし)」のお手入れですが、使用後は洗剤を使わずにたわしで擦って洗い、少し火にかけて水分を飛ばすだけで大丈夫です。
ササラやスポンジも使ってみましたが、内面がツルツルではないのでタワシが一番汚れを落としやすかったです。
ごはんだけじゃない!揚げ物、炒め物もできる!
そしてこの「南部ごはん釜」、もちろん他のお料理もできちゃいます!
むしろ、ホーローなしの場合、サビが発生するのを防止するために油を使ってあげたほうが良いのだとか。
ということで、早速、揚げ物とスープを作ってみました。
一番大きなメリットを感じたのは普通のお鍋よりも深さがあること。揚げ物は油が飛び跳ねづらく、食材は勢いよく炒めても場外ホームランしてしまうことがありません。
又、いつも使っている揚げ物鍋だと底が広いので油を使う量も必然的に多くなってしまうのですが、このお鍋は底が少し狭くなっているので、少ない油の量で揚げることもできます。
もう揚げ物に関してはこのお鍋をメインにして良いのでは?と思うほどの快適さ。
スープを作った時はやはり食材への火の通りが早く感じました。大根やじゃがいもなど、固めのお野菜でも短時間で柔らかくなった気がします。
結果、この南部ごはん釜、なんでもできます(笑)
むしろごはん以外にも使ってあげないともったいないぐらいです。
季節的に鍋料理はまだ作っていませんが、なんでもすき焼きが美味しくできるんだとか….。
あえてデメリットがあるとすると、重さと保存性です。
重さはステンレスの鍋と比べると圧倒的に重いですし、T-falのように柄がついているわけではありません。
スープの最後の部分を注ごうとしたり、残った油を出そうとしたり、持ち上げなければいけない時は少し力が必要でした。
又、錆びてしまうので、そのまま食材を保存することができません。
そもそも少し大きさのあるお鍋なので、そのまま冷蔵庫にという人はなかなかいないかもしれませんが、必ず他の容器に移す必要があります。
ごはんを愛するすべての人の最適解。
ということで、今回は最近愛してやまない「南部ごはん釜」をご紹介させていただきました。
料亭のような美味しいごはんが炊けて、揚げ物ができて、炒め物ができて、鍋も作れてしまう。
もはや日本の各家庭に必須のアイテムでは?と思うほど。
ごはんはステーキや唐揚げ、お刺身のように主役級でないですが、一番食卓に並ぶもの。そんなごはんが美味しいと食事が毎回楽しみになります。
少しの手間もむしろ楽しんで、本物の釜炊きごはん生活を始めてみませんか?
ではでは。
オオサワ夫婦のYoutube
オオサワ夫婦のpodcast
Google podcast / Spotify / anchor / stand fm / amazon music でも配信中♪