『 未経験転職 の攻略法 -飲食から広告代理店への転職 -』
こんにちは、ハヤトです。
先日、1年3ヶ月働いた、会社を退職しました。
理由としては、今後自分自身の会社を立ち上げたいという思いがあり、そのために出来る仕事の幅を広げていきたい、今興味のある動画制作やweb制作の分野でも力をつけていきたいと思ったからです。
というわけで、3月からフリーランスとなった私ですが、退職した会社ではweb広告のコンサルタントをしていました。
具体的な会社名は言えませんが、名前を言えば、だいたいの人がわかるような企業で働いていました。
“〇〇の広告代理店でコンサルタントをやっている”、という話をすると、「コーヒー屋からどうやって?!」なんてことをよく聞かれたので、どんな風に転職活動していたかをこのタイミングでまとめてみたいと思います。
どんな状況で転職した?
まず、どのぐらい転職活動していたのか、という話ですが、およそ1年ほど転職活動をしていました^^;
最初のエージェントに相談しに行ってから、内定がでるまで1年です。
働きながらマイペースにやっていたというのもありますし、何より、職種にこだわっていたというのもあるかと思いますが、なかなか転職できないなぁという悩みも当時はありました。
当時の私の状況が以下の通りです。
- 現職が小規模な会社で明確な役職、示せる数値がない
- 現職と転職したい業界が全くの畑違い(未経験)
- 職務内容だけでなく、福利厚生や雇用形態にもこだわりたい
1に関しては、あまりないケースかもしれませんが、私の場合、言ってしまえば “町の珈琲屋“でした。
店の中では歴も長く、重要なポジション、仕事を任されていたのは事実ですが、一般的な会社でいう「マネージャー」とか「部長」とかいう言葉で表して良いのかというと少し微妙です。
又、”売り上げ〇〇円UPさせました!“みたいなことも書けるような仕事ではなかったので、職務経歴書を書くのが非常に難しかった記憶があります。
2に関しては、実際転職サイトに登録してみると【未経験可】と書いてある求人も少なくはありませんでした。
ただ、結局は選考が進みづらかったり、雇用形態が正社員でなかったり、思ったような給料をもらえなかったり、条件としては長期化した大きな要素かなと思います。
3に関しても、やはり転職するのであれば、正社員で、ある程度福利厚生がしっかりしたところがいいというこだわりがありました。
転職活動していた時期にももちろんイズミとの将来を考えていたので、どんな会社でも、どんな待遇でもというわけにはいきませんでした。
そんなこんなで最初に面談したエージェントには
正社員で入るのは難しいので、契約社員などから始めたらどうですか?
なんて言われました。
そのエージェントとそれ以降会うことはなかったのですが、かなり気落ちしたのを今でも覚えています。
攻略法1 : エージェントはいくつも登録する
ではどんな感じでその困難な状況から、有名企業で広告コンサルタントとして採用されたのか、ここから細かくご説明していきたいと思います。
まず、
転職エージェントにはなるべく多く登録する!
というのが1つ目の攻略法です。
私も初めての転職だったので、勝手がわからず、最初は1社のエージェントだけに頼っていました。
しかし、エージェント側も紹介することでお金をもらっているので、見込みのない人材に割く時間はなく、見切られてしまうんです。
私のように、大した経歴・実績もないのに、未経験で人気職種に入りたい&条件だけ一人前につきつけてくる人材は、単純に受かりにくいだろうなと思われたんでしょうね^^;
最初面談に行ったエージェントからはすぐに連絡が来なくなりました…
ただ、正直ここは担当エージェントとの相性もあるかと思います。
よっぽど態度がひどいとかでなければ、自分のことを優良な人材としてみてくれるエージェントもいるはずなので、沢山エージェントに登録するのをおすすめします。
私の場合も、他の転職エージェントに登録したら、飲食店出身のエージェントの方にあたり、その方は積極的に案件を紹介してくれました。
実際に自分が未経験に転職したエージェントに当たると、頑張って紹介してくれる気がします。
私が登録したエージェントもここにまとめておきます↓
- リクルートエージェント:担当のエージェントがついてくれる期間は約3ヶ月と短めなものの、案件の質は高かった印象です。3ヶ月以降も案件紹介のサポートは継続してくれます。
- doda:一番多くの案件を紹介してくれました。職務経歴書の添削や面接のアドバイスなんかも熱心にしてもらえた印象なので、初の転職で不安な方にはおすすめです!
- マイナビエージェント:転職の流れや、希望する転職業界の仕組みを1から説明してくれたのが印象的でした。転職初心者の方にはおすすめです!
攻略法2:転職サイトにも登録する
エージェントの話をしたのですが、合わせて転職サイトにも多く登録しておいたほうが良いかと思います。
私が登録していた転職サイトはコチラです↓
- リクナビNEXT:案件数がかなり多かった印象です。これだけを利用するとかなり幅が広いので、エージェントを利用して自分の市場価値を見極めつつ、自分にあった案件を見つける感じで使うと良いと思います。
- Green:最近CMでもよく見かけるIT/WEB業界専門の転職サイトです。IT関連の会社を大企業からベンチャーまで掲載しており、メッセージ機能でカジュアルにやりとりができるというのが今の時代らしいなという印象でした。IT/WEB関連ならおすすめです!
未経験となると、なかなか受からないのが現実です。応募できる求人が尽きないよう、転職サイトにもいくつか登録し、チャンスを増やしておきたいところです。
実は私の場合も実際に採用が決まったのは転職サイトからの応募でした。
おいおい、じゃあ転職サイトだけでええやないの!
そんなシロクマさんの気持ちもわかりますが、それはおすすめしません。
というのも転職エージェントに登録することのメリットは案件を紹介してもらえる以外にもいくつかあるからです。
1つ目は、自分の価値がわかるということ。
未経験への転職となると、転職したい職種にとっての自分の価値や求人の相場感がわかりません。
自分が必要とされる企業はあるのかなぁ…
どんなところなら受かるのかなぁ
と不安になりがちなので、まずは自力で探そうとせず、エージェントに相談してみるのが良いでしょう。
きっとどんな企業(ポジション)だったら受かりそうか、どんなスキルを習得する必要があるのか、教えてくれるはずです。
その情報を踏まえて、転職サイトからも求人を探すというのも良いかと思います。
そして、2つ目は、職務経歴書の添削をしてくれるということ。
これは初めての転職となると、
職務経歴書って何書けばいいんだ…??
どうやって書けば受かるんだ??
ってなりがちです。
もちろん、ネットで検索すればいくらでも書き方が出てくるのですが、必ずしもその書き方が自分の経歴にあったものとは限りません。
過去の職種であったり、志望する職種によって、適した書き方、適した内容があるのが職務経歴書です。
エージェントに登録していれば、添削をしてもらえるので、ぜひ活用しましょう。
もちろん、その職務経歴書を転職サイトでの応募に使うのも問題ありません!
他にも面接の練習をしてもらえたり、転職に関する色々なサポートを受けられるのが転職エージェントです。
求人の幅を広げる、という意味で転職サイトにも多く登録しておくべきですが、エージェントへ登録することも必須かなと思います。
攻略法3:ひたすら絞り出す
転職エージェントに登録すると、まず職務経歴書の作成をしましょうと言われます。
私の場合も
こちらの例を見て、来週までに職務経歴書を作成してください
と言われたものの…
(そんなもの書いたことないし、こんな立派な実績みたいなものもない。。。自己PRって何書けばいいんだぁぁぁぁ)
という感じでした。
もちろん、しっかりした会社で働いていて、そこでの営業成績などがあれば、実績として書けますし、他の会社(職種)でも共通するスキルとしてPRすることができるかと思います。
でもですね、私は日々コーヒー豆を焙煎し、コーヒーを淹れていただけの人間です。他の業務も任されていたとはいえ、本当に少人数の会社だったので、大した実績でもありません。
本当に職務経歴書作り、志望動機作成に悩みに悩んだのをよく覚えています。
ここまで極端なパターンはもしかしたら稀かもしれませんが、大事なのはとにかく絞り出すことだと思います。
実績がない、PRがない、転職したい職種への関連性がない…これらは事実として仕方ない部分でもあるんですが、見せ方はどうにでも工夫ができるんです!
- 職務経歴に数字を入れたほうが◎ ⇨ コーヒー豆の焙煎回数、焙煎kg数などを記入しました(無理矢理)
- 数値を元にコーヒーの味を追求していた ⇨ “論理的思考力”を自己PRに。
- 小さい会社だった分、やってきた仕事の幅は広い ⇨ “自主性”を自己PRに。
他にもやっていた業務をそれぞれ分割し、その詳細と、得たスキルで志望先に活かせそうなものを表にまとめて、職務経歴書に載せていました。
これが実際に使っていた職務経歴書のフォーマットです。
どんな職歴、業務をやっていても、ちゃんと噛み砕いて、整理すると、意外に志望先で活かせそうなものがあるんです。
この職務経歴の書き方、書きやすい&見やすいのでおすすめです!
未経験転職 は諦めないことが大事!
未経験の業界への転職はたしかに簡単ではありません。
私のように全くの畑違いから飛び込もうとすると1年以上かかることももちろんあるかと思います。
でも、肝心なのは、諦めないことです。
私の場合も諦めてどこかの契約社員になっていたら、正社員で広告代理店に入ることはできていませんでした。
「やっぱマーケティング関連は無理かぁ」と思って職種を変更していたら、きっと納得のいかない結果に終わっていたかと思います。
きっと自分にあった会社と巡り会うタイミングが来ると信じて、広くアンテナを張って、そのタイミングを待ち続けることが大事かと思います。
結果的には短い期間で退職することになりましたが、会社や同僚への不満はありませんでした。
むしろ、”こんないい環境をやめていいのか、いい仲間達と離れるのは寂しいなぁ”と感じたぐらいです。
これもあのとき納得のいく転職活動をしていたからかなという気がします。
ぜひ転職を考えている方は、今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
ではでは