『【湘南移住】格安賃貸に住んで分かった海沿い暮らしのおすすめ物件。』
こんにちは、ハヤトです。
今年の春に我が家は湘南移住して3年住んだ家を引っ越しました。(引越し先はほぼ同じエリアで湘南暮らしは継続中。)
築38年の古めのおうちで不具合も諸々ありましたが、日当たり最高・海近で、湘南暮らしの魅力を教えてくれた良いおうちでした。
さてそんな格安の賃貸物件で湘南暮らしをしてみてわかったことがあります。
それは湘南暮らしをするにあたって理想的な物件の条件です。
3年間過ごしてみた中で自然と、「次の家はここを妥協できる」「ここは外せない!」というのが2人の中にできあがっていました。
ということで、
今回の記事では、
湘南で海沿い暮らしをする際の理想的な物件についてお話ししていきたいと思います。
- これから湘南移住を考えている
- 海沿いで暮らしてみたいけど、どんなお家を選べばいいの?
- 今の湘南は人気のエリアと聞くけど、実際の人気度合い、相場は?
そんな方には参考にしていただけるかと思います。
Our profile
- 大好きな海のある暮らしを求めて湘南に移住したアラサー世代の夫婦。
- 賃貸物件にて夫婦2人と保護猫2匹で生活。
- ブログの他、YouTube / instagram / x / podcastで湘南エリアの魅力と海のある暮らしについて発信中。
- 夫婦で映像制作事業 Sea side studio CREMO を運営。ウエディングムービーや店舗お店のプロモーションムービー、ファミリームービーなどを制作。(ご相談受付中!)
湘南に3年住んだ夫婦の理想的な物件は?
まずは私たちが湘南の格安賃貸に3年住んでたどり着いた、理想の賃貸物件について条件をお話ししていきます。
【前提】夫婦2人+猫2匹、将来の家族構成を考えた間取り
前提として私たち夫婦についてですが、家族構成は夫婦2人暮らし。
プラス猫が2匹います。猫がいるのは、ただでさえ物件が少ない(理由は後述します)湘南エリアの賃貸探しでさらに条件が難しくなる要因でもありました。
又、現在私が31歳、妻のイズミが28歳ということで、新しい家は将来子供ができても住み続けられる間取りが理想でした。
ちなみに前の家を退去した理由は、おうちが古くて、カビが生えやすかったり、不具合が生じる箇所が増えてきたのが要因…。
海近&駅近で家賃8万円というのは破格でしたが、健康への影響や、メンテナンスにかかる時間を考えると引っ越した方がいいのでは?となり、引っ越しを決断するに至りました。
【防災】津波、土砂崩れの影響を受けにくいエリア
ここからは理想の条件を解説していきます。
まず最も重要なのが、津波・土砂崩れの影響を受けにくいエリアであるというポイントです。
海の近くに住むのであれば、まずは津波のリスクを考慮しなければいけません。
私たちが湘南に移住してからこれまで3年間の間にも、2,3回は「これは避難かも!」と思う地震がありました。(地震がなくても、海外の地震で急に津波の注意がでた日もあります。)
実際にその時津波が来たわけではありませんが、こういったときはかなり精神的に負担がかかりますし、可能な限り津波のリスクが低い場所を選ぶというのは家選びで重要だと思います。
もう1つ考えなければいけないのは土砂崩れのリスクです。
平塚・茅ヶ崎・藤沢近辺は山が少なく比較的平坦なので、あまり気にする必要がありませんが、鎌倉より東や大磯よりも西、もしくは内陸部になると土砂崩れの危険性を考慮する必要がでてきます。
土砂災害は突発的に発生し、避難しにくい点や、昨今は豪雨の日が多いということを考えると、実は津波より要注意かもしれません。
私たちが住んでいた家は土砂崩れのリスクがない場所でしたが、大雨の日は同じ市内の山沿いの地域に警報が出ていたり、避難所開設の放送がながれたりということはよくありました。
津波と土砂崩れ、両方のリスクを完全に回避した場所というのは探してみるとなかなか少ないのですが、命に関わるので、可能な限り影響を受けにくい、もしくは避難しやすいエリアを選ぶというのがまず大切なポイントだと思います。
【海】徒歩圏内が理想。海水浴、マリンスポーツできる場所。
続いての条件は、海が徒歩圏内であることです。
先の津波の話と相反してしまうのですが、徒歩圏内でないと、せっかく湘南に住んでも海まで行かなくなってしまう可能性が十分あります。
私たちが住んでいたおうちは海まで徒歩5分ほどと、かなりの海近。
引っ越した当初は毎朝海まで散歩しに行ってました。
でも、住んで3年も経つと、
あれ、最近海行ってなくない?
なんてこともしばしば…。
これが“自転車で”行ける距離だったら、きっともっと行かなくなってしまったと思います。
海が近いことのメリットについてお話しすると長くなってしまうので、また別の機会にまとめたいと思いますが、散歩で行くだけでもかなり良い気分転換になり、とても恩恵を感じていました。
せっかく海沿い暮らしを選ぶのであれば、リスク許容度の範囲内で海近を選んでほしいなと思います。
又、私たちとしては、海水浴・マリンスポーツをできるというのも1つのポイントになりました。
もちろん、海近で暮らせれば海に入らなくても良いという方もいらっしゃると思いますが、家族や友人が遊びに来た際に海水浴ができたり、趣味でマリンスポーツができたりするとより海沿い暮らしが充実します。
私の友人でも湘南に暮らす前はやるつもりがなかったサーフィンにどっぷりハマっている人がいます。
海岸によって海水浴ができるかどうか、どんなマリンスポーツができるのか(ショップがあるのかどうか)など特徴が違うので、ぜひその点もリサーチしておくと良いと思います。
【利便性】湘南エリアでスーパーの近さは大正義
湘南エリアに住むならスーパーの近さもとても重要な要素だと思います。
観光地が多い湘南エリアは休日や長期休暇を中心に、とても混雑します。
車で買い物をしようとしても、道路は混雑必至。
道が狭い住宅街も多く、スーパーが遠いとなかなか気軽に行くことができません。
もちろん車だけでなく電車も混雑していますし、大型スーパーが少ないエリアなら土日に客が集中し、買い物だけで一苦労になってしまいます。
私たちは徒歩圏内に大きなスーパーがあったので、土日に限らず平日でも気軽に買い物に行くことができ、車の混雑に巻き込まれることがありませんでした。
湘南暮らしをするなら「混雑」というのは頭に入れておく必要があるでしょう。
湘南暮らしの家選びで妥協できた点は?
続いてここからは湘南暮らしの家選びで妥協できたポイントについてお話ししていきます。
駅までの距離
もともと駅まで徒歩5分や10分のところにしか住んだことがなかったので、それ以上離れることには少し躊躇いもあったのですが、駅からの距離は大きく家賃に影響する部分です。
災害リスクの低さなど他に優先したい条件が多い湘南暮らしのなかでは優先順位が低くなったかなと思います。
とはいえ、現在の我が家には車がなく、実家に帰ったり、遊びに行ったり、妻が出勤したりと電車に乗る機会もないわけではなかったので、バスではなく徒歩で駅まで行けるというのは条件としてありました。
築年数
私たちが結婚当初に住んでいたのは、築60年のアパート。さらにその後、3年間湘南で住んだ家は築38年のアパート。
これまでの家が古かっただけに、築年数はある程度許容できました。
3年間住んでいた家もカビの生えやすさや小さな箇所の不具合など問題がありましたが、それ以上にこの街で暮らすメリットを感じられていたので、あの頃あの家を選んだのは良い選択だったと今でも思います。
又、湘南エリアの賃貸を探すと、新築 or 築古 が出てくることが多めです。
これに関しては、不動産屋さんや街の人から
多くの人が気に入って、なかなか出ていかないんです。
という話を聞きます。
家賃や綺麗さのことを考えると、ちょうど良いのはおそらく築5~10年程度のものだと思うのですが、今回私たちが物件を探す中でそういった中間層の物件はなかなか出てくることがありませんでした。
もし湘南暮らしをしてみたいけど、住みたいエリアに良い家が見つからないという場合はここを妥協するのがおすすめです。
家が古いと多少不便さもありますが、それ以上に海沿いの街で暮らす楽しさは充実感がありますよ。
階数
これは特にこだわりがなかった点です。
前の家のように日当たりが良い家を考えれば2階以上が良いですが、1階であればマリンスポーツの道具を自宅に置きやすいなどどちらもメリットはあります。
又、津波のリスクを考えると海沿いでは3階以上が理想的ではありますが、そもそも3階以上の建物は多くないので、なかなかこだわるのが難しいポイントかと思います。
広さ
間取りに関しては、今後のことを考えて2LDK以上で探していましたが、部屋の広さについてはそこまでこだわりがありませんでした。
海に近いエリアは基本的に土地が高く、そういったところは狭い場所に建物が建っているため、同じ間取りでも床面積は他の地域より狭いことが多かったように思います。
もちろん広ければ広いほうが暮らしやすさはあると思うのですが、私達のなかでは妥協できるポイントの1つでした。
湘南暮らしの人気度合い、家賃の相場感は??
ここからは湘南暮らしの人気度合いと最新の家賃相場についてお話ししていきます。
(不動産屋さんではなく、あくまで物件を探していた一般人の視点からなので、その点だけご了承いただければと思います。)
鎌倉・藤沢・茅ヶ崎…エリアによって変わる
まず前提として、東西に広い湘南の中で、どこに住むかによって家賃や人気は大きく変わります。
基本的には電車で都内・横浜方面から近ければ近いだけ、人気度合いが高く、家賃も高め。又、海からの距離も人気や家賃を大きく左右する要因です。
駅でいうと、東海道線沿いで今人気なのは藤沢のお隣、「辻堂」駅ですね。
名前を知らない方も多いかと思いますが、駅前に大きなショッピング施設があり、自転車なら海まで行ける立地です。2025年にはタワーマンションも建つんだとか….。
そのお隣、サザンオールスターズで有名な「茅ヶ崎」駅は、線路を挟んで海側なのか、内陸側なのかによって大きく家賃が違うようです。もちろん人気の海側がお高めです。
逆に東に行くと横須賀線沿いの「鎌倉」は人気のエリアですが、そもそも観光地なので、住める場所が少なく、好立地な場所は家賃がお高め。
鎌倉のなかでも内陸部の「大船」付近に行くと住める場所も多いので比較的家賃を抑えることができます。
湘南移住は人気継続中
3年前、私達が湘南に引っ越してきたときは、ちょうどコロナの影響でリモートワークが増えてきていました。
その影響もあって、当時湘南移住はかなり増えたらしいのですが、最近もその流れは継続中なんだとか。
私自身もリモートワークをしていますが、そういった働き方をする人、会社がまだまだ増えてきているということなのかもしれません。
いざとなれば都心や横浜にも電車1本でいけてしまうので、フルリモートでなくとも仕事の心配をせず、海沿い暮らしを始められるというのも湘南移住の魅力です。
湘南暮らしの相場感は都心並み?
さて、ざっくり相場感をお話しすると、人気のエリア、海沿い、築浅と好条件を揃えると、おそらく都心の家賃とほぼ変わらないぐらいだと思います。
少なくとも一般的な郊外の賃貸物件と比べると高めになってしまうのが特徴で、2LDKで15~20万円程度が1つ目安かもしれません。
もちろん、駅からの距離や築年数などを許容していくと、もう少し家賃は安く抑えることも可能ですが、そもそもの物件数が多くはないので、適度な条件の物件を見つけるのはなかなか難しいかと思います。
湘南暮らしを検討なら通年探しがおすすめ!
最後に湘南でお家を探すときのポイントをお話ししておきたいと思います。
それは、「通年探す」ということです。
今回の記事では理想の条件面や、最新の人気具合について解説してきましたが、一言でまとめると、良い物件は本当に少ないです。
実は私達は引っ越すかなり前から賃貸情報アプリでお家探しをしていたのですが、出入りが激しくなるオンシーズンでさえ、理想的な物件はほとんど出てこず、最終的には今の家に決めました。
正直、今の家の家賃は想定を遥かにオーバーしていたので、「家賃がもう少し安い家を待とうか」という話もあったのですが、当時の結論は「待ってもすぐには出ない」でした。
少しでも湘南暮らしに興味を持たれている方は、ぜひオンシーズン、オフシーズン問わず物件探しをしてみてください。
又、待っている人が多いのも事実なので、すぐ埋まってしまうというのも要注意です。
満足度高だけに、出ていく人が少ない
ただ、これだけ家賃が高くても、先ほどお話ししたように出ていく人が少ないのも事実です。
実際私達も日々この湘南での暮らしにとても満足していますし、だからこそ、今回は想定以上の高い家賃を払うことを決めました。
もし海沿い暮らしにそこまで魅力を感じていなければ、同じような条件で家賃が安く、アクセスの良い郊外に引っ越していたかもしれません。
家を探す側からすると家賃が高く、物件が少ないのは困った問題ですが、それだけ良いエリアということもまた事実。
湘南暮らしのお家探しには少し根気強さも必要かもしれませんが、その先にはきっと素晴らしい海沿いライフが待っているはずです!
ぜひ一緒に湘南ライフを楽しみましょう!
ではでは。
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