新聞はオワコンなのか?ネット時代の情報収集手段を考える。

【新聞はオワコンなのか?ネット時代の情報収集手段を考える。】

こんにちは、ハヤトです。

最近自分の中でホットで、書いてみたいことがでてきたので、しばらく書いていなかった、「ゆるブログ」を更新してみたいと思います。

いつものように役に立つ湘南の情報や、お金の豆知識?ではないですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

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目次

新聞、読んでる?

新聞はオワコンなのか? 新聞のイメージ写真1

皆さん、新聞って読んでますでしょうか?

最近はスマホやテレビ、パソコンなどでニュースが簡単に見られる時代なので、久しく読んでいないという方も少なくないと思います。

私自身もしばらく新聞は読んでいませんでした。

数年前になにかのきっかけで興味を持って、読もうとしたことはあったのですが、あの文量のものを読もうとすると時間がかかってしまい、結局上手く活用できず、習慣化には至りませんでした。

子供の頃は実家で新聞をとっていたので、小学生ぐらいの頃にも頑張って読んでいたことがあります。

その時はなんと切り抜きまでして、自分の意見をコメントとして書いて、学校の先生に読んでもらっていました。

今となっては変わった子供だなと自分でも思います(笑)

新聞のデメリットを考える。

新聞はオワコンなのか? 新聞を読むイメージ写真

新聞のデメリットとしてまずネックなのは、コストですよね。

1紙で¥120~¥180程度。月額購読しても¥3,000~¥5,000かかります。

今主流のネットニュースならタダなものも多く、有料アプリでも月額¥1,000以下ですから、新聞ほどコストがかかることはありません。

テレビを見る習慣がある方はテレビでニュースを見ているという方も多いかと思いますが、こちらももちろんタダ。

もっとカジュアルにxやinstagramなどのsnsでニュースを取得している人もタダですね。

ネットやテレビが普及していない時代ならともかく、今の時代あえてコストをかけて新聞を読むというのはハードルが高いようにも感じます。

あとは物理的にかさばってしまうのもデメリットですよね。

あのサイズのものを家ならともかく、電車やカフェで広げようものなら、他のお客さんに邪魔がられるかも知れません。

これもコンパクトに手のひらにおさまるスマホなら、気軽に情報収集ができます。

新聞の読者は減少中

新聞はオワコンなのか? 新聞が燃えるイメージ写真

そういったこともあってか、昨今、新聞の読者はどんどん減っていっているそうです。

今回新聞について興味を持って色々と調べた中では、

  • 新聞社としても現行の新聞は維持しつつ、今後はネットでのニュース発信を強化していく。
  • 購読者減少によって新聞配達がなくなってしまう地域が出てきた。
  • かつては購読して読むのが習慣だったもの。今の時代の習慣ではなくなっている。

といった話がでてきました。

まあ必然的な流れなのかも知れません。

最近は”タイパ”、いわゆる”タイムパフォーマンス”という言葉が流行っているように、かける時間に対して有益さが求められる時代です。

ドラマやアニメ、映画さえも早回しで効率化を図るような時代に、小さい字を読み込む必要のある新聞が受け入れられるわけがありません。

自分にとって重要なニュースや世間を騒がす一大トピックは、ネットニュースやsnsが自動的に流してきてくれるので、能動的にニュースを知ろうとすることすら失われてきているのかもしれません。

新聞はオワコンか?

では新聞は「オワコン」、「いわゆる終わったコンテンツ」なのかを考えてみたいと思います。

そもそもになぜ私が今回新聞に再度興味を持ったかというと、この本を読んだためです。

ジャーナリストの池上彰さんと作家の佐藤優さんが、新聞、雑誌、ネット、書籍においてどのように情報を収集しているのかを対談形式でお話しされている本です。

効率の良い読書の方法を知りたくて見つけた本だったのですが、媒体ごとの情報の質であったり、特性を生かした活用方法が書かれていて非常に参考になりました。

この本の中で、まず最初に触れられているのが今回テーマとしてお話ししている「新聞」です。

お二人は習慣的に新聞を何紙も読まれているそうなのですが、メリットとしてこんなことを挙げられていました。

  • 新聞は情報を俯瞰することができる
  • 取材をもとにした一次情報のため、信頼度が高い

たしかに新聞は1ページに大小さまざまなトピックが並んでいるので、一覧性が高く、様々な情報を短時間で目にすることができます。

これは1つずつニュース流れてくるニュース番組とは大きく違いますし、ニュース欄が限定されていたり、画面にあわせてフォントサイズが揃えられているネットニュースにはない特性です。

取材をもとにした一次情報が新聞のみで、テレビ局やネットニュースはその一次情報をもとにして作られているというのは自分の認識にはこれまでありませんでした。

今回色々と調べる中で、新聞の情報信頼性というのは1つ注目されていたポイントで、過去に嘘の記事が書かれていたことや取材の質が昨今は落ちてきているという指摘も沢山ありました。

そのため、「新聞だから情報が正しい」ということはたしかに言えないなと思います。

ただ、この点はテレビやネットニュースにも言えることであり、よく誤った情報の発信がされているのは目にしますよね。

であれば、一次情報が掲載されている新聞から情報を取ることによって、比較的とはいえ、脚色や誤りの少ない情報が手に入れられる気がします。

以上のような内容を踏まえると私個人としては「新聞はオワコンではない」、むしろ、残されていくべき情報手段ではないかと思いました。

実際に読んでみて良かったこと

新聞はオワコンなのか? 新聞を読むイメージ写真2

ということで、最近はほぼ毎朝新聞を買い、情報収集をしてみています。

そのなかで良いなと思ったことをいくつか紹介します。

  1. やっぱり新聞は俯瞰性が高い
  2. 新たな興味を発掘しやすい
  3. 新鮮な情報を手に入れられる

(1)やっぱり新聞は俯瞰性が高い

これは読んでみてもらうとすぐにお分かりいただけると思いますが、得られる情報の量や広さがテレビやネットニュースとは段違いです。

テレビのニュースはたいてい1つずつニュースが直列的に取り上げられますし、1つのトピックに番組の時間の大半をかけることも多く、実際に得られる情報量がそこまで多くありません。

ネットニュースは基本的に自分の興味をもった分野であれば、目に入りやすいですが、そうでなければ、スルーしてしまうことも多いというデメリットがあります。

ものによってはユーザーの好みにあわせてニュースが選択されて表示されるので、興味を持っていない分野に関してはほとんど表示されないかもしれません。

新聞は自分でニュースを選択するということがないため、興味の有無にかかわらず、1度に多くの情報が目に入ってきます。

もちろんすべての記事をしっかり読み込むわけではないですが、見出しを見ていくだけでも得られる情報の量や広さはずば抜けているように感じます。

(2)新たな興味を発掘しやすい

新聞はオワコンなのか? 新聞のイメージ写真

先ほどネットニュースのデメリットとして、自分の興味にあわせてカスタマイズされてしまうというお話しをしましたが、情報収集をSNSも含めたネットに頼っていると視野が狭く深くなっていくのは様々なところで問題視されています。

一方で新聞はジャンル問わず様々な情報に広く接することができるため、新たな自分の興味を発掘しやすいなと感じました。

興味の幅は広い方が良いというわけでもないと思いますが、単純にいろんなことに興味が湧くと日常のワクワクが増えるような気がします。

「これってどうなんだろう?」

「この話もっと知りたい!」

そんな瞬間が増えると、さらに本を読んでみたくなったり、調べてみたくなったり、ワクワクするんですよね。

個人的に知的欲求が高いということもあり、その分新聞と相性がいいのかも知れません。

(3)新鮮な情報を手に入れられる

新聞を読んでみて、一番感じたのは、自分の「知らなさ」です。

もともと最近はテレビのニュースを見る機会が少なく、見るとしても無音でジムのテレビに流れているのをちらっと見るぐらいでした。

ネットニュースは頻繁に見ていましたが、興味があるスポーツニュースや刺激の強いスキャンダルに目がいくことが多く、あまり良い時間の使い方ではなかったと思います。

結果として、政治や国際情勢といった特に小難しい分野に関しての知識は非常に浅く、新聞を読んで初めて知ることがとても多くありました。

今話題の米国大統領選や自民党総裁選、パレスチナやウクライナの戦争など大きなニュースに関しても当時は「こんなことが起きている」程度にしか知らなかったと気づき、少し恥ずかしさも感じました。

そんな自分にとって新聞の新鮮かつ精度の高い情報は非常に有益で、広く、常識レベルの最新事情を手に入れることができている気がします。

そもそも新聞による情報収集は必要か。

新聞はオワコンなのか? 新聞のイメージ写真2

さてここまで新聞はオワコンなのかどうか、新聞を読んで感じたメリットを書いてきました。

まとめると、

「多くの新鮮かつ精度の高い情報が得られる新聞は、広い視点を持つことや新たな興味を生み出すきっかけになり、まだまだ情報収集手段としては非常に有効である」

というのが私の考えです。

最後に、

そもそも新聞を読んでまで情報収集する必要はある?

という話をしてみたいと思います。

たしかに興味のない分野においては知らなくても直接的に生活に関わることはありませんし、情報の多いこの世の中で自分に必要かどうかの取捨選択をしていくことも大切ですよね。

ただ、知識を広く得ることによって、物事の考え方が変わったり、自分の生きる中でのスタンスを改めたりすることができると私は思います。

新聞というと、就活生のために日経新聞を読んだほうが良いと言われたり、社会人になって取引先や目上の人と話を合わせるために読んだほうが良いと言われたことがある方も多いのではないでしょうか?

自分もなにか目的ありきで新聞を読むという認識がありました。

でも実際に読んでみるとそうではなく、むしろ目的を作るために読むという方が合っているかもしれません。

少し難しく感じる政治の話も、海の向こうで起きている戦争も、新聞に載っていることはまがいもなく今この時代に起きていること。

人生をどう生きようか、どんな風に日常に価値を見出していこうか、何に精を出していこうかと考えるときに、頭の隅にあると非常に役に立つヒントになると私は思います。

ぜひ久しく新聞を読んでいないという方も久しぶりに手にとってみてください。

もしかすると、1紙150円程度が安く感じるかも知れません。

ちなみに私はまだ定期購読をしていません。

というのも新聞社によって異なる論調や、スタンスを楽しみたいなと思っているからです。

実際、毎日買うとなると定期購読のほうが少しだけ安かったりしますが、読めない日もなくはないので、このスタイルが今は気に入っています。

ではでは。

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