『観光では知ることができない、葉山の魅力。森戸神社例大祭』
こんにちは、ハヤトです。
街には夏休みに入った子どもたちを連れた海水浴客や、観光客が増え、湘南はいわゆる”オンシーズン”を迎えています。
この暑さだと出かけるのも少し億劫に思えてしまいますが、やはり夏景色の湘南はどこへ行っても魅力的なものがありますね。
さて、この夏の締めくくりとして、毎年私たち夫婦が楽しみにしているイベントがあります。
それは、葉山の『森戸神社 例大祭』です。
毎年9月7日~8日に行われているお祭りで、一昨年初めて訪れてから、そのローカルなお祭りの雰囲気と、神輿のパワーにすっかり惚れてしまいました。
ドライブや「葉山女子旅」など、観光スポットとしても人気のある葉山ですが、森戸神社の例大祭に行けば、観光だけでは知ることが出来ない、葉山の魅力に気がつけると思います。
ということで、
今回の記事では、
『森戸神社例大祭』の雰囲気と魅力についてお話ししていきたいと思います。
- 葉山ってどんな街?
- 葉山が好きだけど、森戸神社例大祭に入ったことがない
- お祭りが好き!
そんな方には参考にしていただけるかと思います。
Our profile
- 大好きな海のある暮らしを求めて湘南に移住したアラサー世代の夫婦。
- 賃貸物件にて夫婦2人と保護猫2匹で生活。
- ブログの他、YouTube / instagram / x / podcastで湘南エリアの魅力と海のある暮らしについて発信中。
- 夫婦で映像制作事業 Sea side studio CREMO を運営。ウエディングムービーや店舗お店のプロモーションムービー、ファミリームービーなどを制作。(ご相談受付中!)
葉山の海沿いに建つ、森戸大明神
森戸神社は、葉山町の海沿いにある神社で、創建は1180年。あの源頼朝によって建てられた神社だそうです。
葉山の観光スポットといえば必ずと言っていいほど挙げられる場所で、良縁や恋愛成就、開運厄除、子授などのご利益があり、パワースポットとしても有名です。
海沿いに面している神社ということで、葉山の海を一望できる境内の裏側は、まさに絶景スポット。
手前には葉山を象徴する裕次郎灯台や名島という岩礁に建つ赤い鳥居が並び、奥には江の島、天気が良ければ富士山まで拝むことができる場所です。
何度見てもこの景色には惚れ惚れしてしまい、私たちのお気に入りの場所です。
森戸神社例大祭の雰囲気
そんな神社で毎年9/7,9/8に行われるお祭りが、『森戸神社 例大祭』です。
神社の参道と境内にある駐車場に露天が並ぶのですが、境内自体が広くはない分、お祭りの規模としてもそこまで大きいとは言えないかもしれません。
ただ、逆にそのまとまった雰囲気も昔ながらのお祭りらしく、味わい深いものがあります。
森戸神社の例大祭に行くと、よく見かけるのが、「偶然お祭りで顔を合わせた、知り合い同士の会話」です。
子どもたちは学校の同級生と、大人たちはママ友やご近所さんと。
偶然お祭りで知り合いと会う、という感じがなんとも小さな町らしく、いい雰囲気だなと思うんです。
遠くからも人が集まる大きなお祭りや、住人の多い都市部のお祭りでは、そもそも知り合いと顔を合わせる機会が多くありませんし、最近の風潮だと会っても会釈程度に済ませてしまうかもしれません。
人と人との繋がりが希薄になってしまった現代だからこそ、お祭りで偶然会って話しをする、そんな何気ない光景が多く見られる葉山のお祭りには魅力と憧れを感じずにはいられません。
葉山に住んでいなくても森戸神社例大祭に行けば、街の温かさ、ローカルな雰囲気を十分に味わうことができると思いますよ!
森戸神社例大祭の最大の魅力は神輿
そして森戸神社 例大祭の最大の魅力といえば、お神輿です!
森戸神社 例大祭のお神輿を見るまでは
お神輿?そんなに興味ないなぁ〜
だった私たち…。
でもこのお神輿を見て、
え!かっこよすぎる!パワーすごすぎ!参加してみたい!
と思うまでになりました(笑)
実は湘南エリアはお神輿文化が残っている地域が多く、葉山もその1つ。
森戸神社 例大祭のお神輿は、天候が良ければ、担いだまま海に入る「浜降り」も行われます。
本宮8日の15時頃になると森戸海岸にいくつものお神輿が集結。その後、気合の入った大人たちが掛け声にあわせて神輿を担ぎながら、ザブザブと腰のあたりまで海に入っていきます。
9月初旬とは言え、服はビショビショですし、見ていても少し寒そう…。でもお神輿の迫力からはそれを打ち消すようなパワーを感じることができます。
浜降りの後、お神輿は葉山の街へ。
普段から道が狭い葉山ですが、その道をぎゅうぎゅうになりながらお神輿が通っていきます。
そして葉山のお神輿では、神輿甚句と言われる歌が歌われます。
これまであまり本格的なお神輿を見たことがなかったというのもありますが、個人的にはこの神輿甚句が歌われるお神輿も葉山で初めて見ました。
これがまたかっこいいんですよね〜
古い言葉が使われた歌なので、よーく聞かないと歌詞の意味まではわからないのですが、歌い手さんの良い歌声と、担ぎ手の合いの手が神輿をさらに盛り上げます。
↓神輿甚句はこんな感じ!
その後、暗くなってくると電飾に明かりが灯り、一層盛り上がりが増してきます。
ズバリ見どころは、浜降りとこの夜のお神輿!
森戸神社の例大祭は20:00頃に花火が打ち上がりフィナーレを迎えるのですが、そこに向けてお神輿の盛り上がりは増していくので、暗くなり盛り上がりを増してきたお神輿をぜひ見てほしいなと思います。
当日は何基もお神輿が出ていますが、特に盛り上がりがすごいのが森戸神輿会さんと眞名瀬會さんのお神輿。
お神輿は宵宮が12:00~、本宮が14:00~、森戸神社付近の街を移動しているので、歩いて探せば見つけることができると思いますが、眞名瀬會さんのinstaに毎年行程表が載っているのでそれを参考にしてみると見つけやすいかもしれません。
葉山のパワーと温かさを感じる森戸神社例大祭
森戸神社 例大祭に行くと、葉山という街のパワーと温かさを感じることができます。
私たちは葉山に住んでいるわけではないのですが、自然と葉山に住んでいる人はみんな葉山のことを好きなんだなというのが伝わってくるんですよね。
森戸神社 例大祭に行ったときに聞こえてきた会話で、
〇〇さん、今日仕事は?
休んじゃった(笑)
というのが印象的でした。
たしかに、森戸神社例大祭のお神輿に関しては昼過ぎから大勢の大人が集まっているので、仕事を休んでいる人も多いのかも知れません。
街のお祭りで仕事を休む。
それだけこのお祭りが葉山に人たちにとって大きな存在で、重要なイベントだということを感じました。
素敵なスポットや美味しい飲食店も多い葉山ですが、観光で行くと、なかなかそこに住む人たちの様子を間近で見たり、その雰囲気に触れることは出来ないと思います。
でも、私はそこにこそ、この葉山という街の魅力があるように感じます。
都市部では薄れてしまった人と人との繋がり、街全体の温かい雰囲気、仕事を休んでまで大人が夢中になる神輿のパワー。
森戸神社の例大祭でそんな魅力に気づいて、葉山が一層好きになりました。
毎年9月7日が宵宮、8日が本宮の森戸神社 例大祭。
なんと2024年は土日にあたります。
平日開催よりもさらに盛り上がるようなので、ぜひ脚を運んでみてほしいなと思います。
ではでは。
↓2023年に行った際のvlog
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