東京から2時間。湯河原温泉 富士屋旅館がゆっくりステイにおすすめ過ぎた。

『東京から2時間。湯河原温泉 富士屋旅館がゆっくりステイにおすすめ過ぎた。』

こんにちは、ハヤトです。

僕も今年30歳になったのですが、嗜好が変わってきたなと感じることが増えてきました。

特に旅行に行った時…

昔なら

色んなところを周りたい!観光スポットが多いところに行きたい!

と思っていたのですが、最近は

温泉入ってゆっくりしたいなぁ。

という感じ…。

良い意味で落ち着いたということですかね。(笑)

先日、妻の誕生日に神奈川・湯河原温泉にある、『富士屋旅館』さんへ泊まりにいってきました。

このお宿が、まさに「温泉ゆっくりステイ」には最高すぎたので、レビューしたいと思います。

今回の記事では、
東京からも2時間で行ける湯河原温泉・富士屋旅館の魅力についてお話ししていきたいと思います。

  • 温泉で日ごろの疲れを癒したい!
  • ゆっくり泊まれる場所を探してる…
  • 湯河原温泉に行ってみたい

そんな方には参考にしていただけるかと思います。

目次

万葉集にも登場する湯河原温泉。

湯河原駅の写真
2017年に改修された湯河原駅。隈研吾さんのデザイン。

まずは神奈川が誇る名湯・湯河原温泉についてご紹介したいと思います。

周りを有名な観光地、箱根・小田原・熱海などで囲まれた湯河原ですが、実は万葉集にも登場するほど昔から有名な温泉だったそう。

その歴史はなんと1,300年。明治時代には夏目漱石、国木田独歩、島崎藤村にも愛され、文豪の街としても知られています。

目立った観光スポットはないものの、最近では『湯河原惣湯 Books and Retreat』という温泉と読書が楽しめる場所が誕生したり、駅舎がリニューアルされたり。

飲食店も、全国的に有名な『飯田商店』さんというラーメン屋さんがあったり、テレビでも紹介されたお茶屋さん『TEA STAND サ行』さんがあったり。

“古き良き温泉街”というだけでなく、新しい雰囲気も生まれ始めている街です。

湯河原温泉の楽しみ方としては、あれこれ回る場所を探す、というよりも、お宿でゆっくり過ごして、気楽に周辺を散歩するというのがおすすめだと思います。

築100年!富士屋旅館。

湯河原温泉・富士屋旅館さん

そんな湯河原温泉をゆっくり楽しむのにふさわしいお宿が、今回ご紹介する富士屋旅館さんです。

チェックインの15:00からチェックアウトの11:00まで(プランによって異なる可能性があります)、とても気持ちよく、ゆっくりと過ごすことができるお宿だったので細かくレビューしていきたいと思います。

富士屋旅館の魅力

其の1 おもてなし

湯河原温泉・富士屋旅館さんロビー

まず富士屋旅館さんの素敵だったところは、おもてなしです。

実はこの旅館、2002年から2019年までの17年間、営業を休止していた旅館。その為、歴史ある建物ではあるものの、持ち主であるオーナー企業は変わっています。

つまり、建物と共に成熟してきた100年の伝統的な接客、というわけではありません。

それでも、宿泊客に対する細かな気遣い、サービスは間違いなく高級旅館のおもてなしでした。

宿前までのお迎え、お見送り、雨拭き用タオルをすぐに渡してくれる、チェックインは茶菓子と共に個別テーブルで、部屋までの道中は建物の歴史を説明、ご飯一品一品の解説、宿内であった時の笑顔の接客。

どれも高級旅館、高級ホテルなら当たり前のことなのかもしれませんが、あまりそういった場に慣れてはいない私たちには感動の連続でした。

そして、ただ単に手厚いだけでなく、仲居さんたちと親しみやすいというのも素敵でした

後でお話しするようにお料理がとても美味しかったのですが、その食材について分からなかった時に、気軽に質問することができる距離感でしたし、向こうからも気軽に話しかけてもらえたのが好印象でした。

思い返せば滞在中に不便を感じることはありませんでしたし、とても心地よい時間を過ごせたんですよね。これは仲居さんたちのおもてなしあってこそだなと思います。

其の2 築100年の雰囲気

湯河原温泉・富士屋旅館 旧館入口
旧館は築100年の国指定登録有形文化財

今回、妻の誕生日お祝いとして、この富士屋旅館さんを予約したのですが、築100年という歴史的な建物に泊まれるという理由でこちらを選びました。

僕も妻も普段から古民家リノベに興味があり、古民家カフェなどに行くのが好きなんですよね。

ただ、なかなか普段古民家の中で暮らすということはないので、一体どんな感じなんだろうと思い、こちらを予約しました。

湯河原温泉・富士屋旅館 初名草の室内(ベット)
泊まったお部屋は旧館・初名草。ベットが嬉しい。

実際に行ってみると、僕たちが泊まった旧館(登録有形文化財)という一番歴史ある建物でも、綺麗に改装されている部分が多くあり、そこまで古びた印象は受けません。

一方で、外装や、窓枠の部分、木の廊下、部屋内の装飾(木枠)、おそらく改築で生じたであろう不思議な間取りなど、所々に歴史を感じ部分もあり、

ここは100年前と同じなんだろうか…

100年前はどんな人が泊まってたんだろうか…

間取りはどんなだったんだろう…

など、部屋をぼーっと眺めながら妄想をするだけでワクワクが止まりません(笑)

目の前を流れる川の音が大きく聞こえたり、隙間があって夜に肌寒く感じたりすることもありましたが、朝に中庭の木々からの木漏れ日が障子を通して部屋に差し込む光景なんかはまさに『風情』でした。

古い建物が好きな方にはとってもおすすめです。

湯河原温泉・富士屋旅館 初名草の室内
古民家好きにはたまらない。
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其の3 料理

湯河原温泉・富士屋旅館の夕食
夕食の焼き物。黒毛和牛に、名物の鰻など。

忘れることができないのが、お料理です。

夜は会席料理、朝は地魚を選べる和朝食でした。

恥ずかしながら、普段会席料理に馴染みがないので、まず紙にかかれたメニューを見て解読するのに時間がかかりました(笑)

湯河原温泉・富士屋旅館 夕食メニュー
月によって変わるメニュー。筆字の解読が難しい…

1品、1品、こちらのタイミングを見て、お料理が出されるのですが、どれも工夫が凝らされていて、ゆっくり味わいたくなるものばかり。

ど素人ながら料理が好きなもので、

どんな風に味付けしてるんだろう

どこのお米なんだろう

家でもこの作り方真似できるかな

などと2人で盛り上がりながら食べました。2時間ぐらいゆっくり味わってましたね。

湯河原温泉・富士屋旅館 夕食の天ぷら
天ぷら。ホタルイカが美味しかった。

朝食のお魚はチェックインの時に選んでいたのですが、2人とも炙った鰤を選択。これも絶品でした。

夜、朝共に料理のボリュームはかなりあるので、結構食べる僕でも十分に満足できました。

湯河原温泉・富士屋旅館 朝食
朝食。朝から豪華すぎる…。

其の4 温泉

湯河原温泉・富士屋旅館 初名草の内風呂
嬉しいヒノキ風呂

もちろんこちらは温泉宿。名湯とも言われる、湯河原の湯に浸かることができます。

新館と呼ばれる新しい建物に大浴場があって、広々と木に囲まれた空間で温泉に浸かることもできるのですが、なんといっても嬉しいのはお部屋にヒノキ風呂、しかも大浴場と同じ源泉かけ流しがでていることです。

露天でなく、内風呂なのですが、部屋にヒノキ風呂の温泉があるのは最高すぎて、宿に着いて、夕飯を食べて、寝る前に、朝起きて、朝ごはんを食べ終わって、結局5回もはいってました(笑)

建物は古いのですが、水回りは和モダンな感じに改装済み。不便さはもちろんないですし、清潔感もあるので、心ゆくまで温泉を楽しめます。

温泉に詳しいわけではないですが、ここ数年、箱根や草津など数カ所の温泉に入ってきた中でもこの湯河原の泉質は一番気持ちよく感じた気がします

硫黄の匂いはほぼなく、お湯は適度にやわらかめ。長く浸かっても疲れることがなく、気持ちよかったなぁという印象です。

あくまで素人目線ですが…笑

また泊まりたいと思えるお宿

湯河原温泉・富士屋旅館 初名草から眺める中庭
中庭の新緑が素敵。

というわけで、今回は湯河原温泉・富士屋旅館についてご紹介させていただきました。

忖度抜きでまた泊まりたいと思えるお宿です。

お値段がそこそこするので、たまの贅沢といった感じにはなりますが、時々こういう手厚いおもてなしを受けて、心地よい時間を過ごすというのもいいな、と感じる旅行でした。

湯河原温泉に行きたい方、ゆっくりした旅行に行きたい方には間違いなくおすすめのお宿です。

建物が旧館(築100年)、洛味荘(築72年)、新館と3つあるのですが、どれも部屋数が少ないので、希望の建物、お部屋がある方はお早めに予約されることをおすすめします!

おすすめはやはり歴史を感じる、旧館か洛味荘ですね。

ではでは。

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